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■窓は結露のバロメーター。
最近は住まいの高気密・高断熱化が進んできましたが、新たな「結露」の問題が生じています。室内の水蒸気が逃げ場を失った場合に、結露が生じてしまうのです。特に冷たい空気の影響を受けやすい窓は、結露しやすいポイント。逆に言えば、窓に注目し、窓の結露を防ぐことが、快適な生活の目安となるでしょう。 |
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■温度が下がると、水蒸気が水滴になり、結露が発生。
空気中には、必ず水分が「水蒸気」の形で含まれています。含むことが出来る水蒸気量の限界は、その空気の「温度」によって変わり、温度が高いほど多くの水蒸気を含むことが出来ます。いま、温度20℃、湿度60%の空気があったとします(図1)この空気の温度を下げてくと、約12℃で湿度が100%に(図2)。さらに温度を下げると、この空気はオーバー分の水分を水蒸気として持つことができなくなり、水(液体)の状態で放出(図3)しなければならず、冷やされた窓の表面などの物体に付着したりします。この現象が、結露です。 |