(C)Talk Line/小学校/社会/6年生/近現代史/
インターネットランド(TOSS商標)


ロシア南下


よしのり Home
TOSS SANJO/小林 義典
不凍港を求めたロシアの領土拡大は,
ヨーロッパ列強により阻まれた。
侵略の矛先はアジアへ向かう。

19世紀のアジア。
ロシアに対抗出来る独立国は,日本だけであった。
日露戦争に勝利した日本は,満洲開拓の権益を得る。
五年後,朝鮮を併合。
ロシアの侵略を防ぐため,満洲,朝鮮の近代化を図った。

この動きに欧米列強は反発し,大東亜戦争へと発展する。

日本の敗戦後,
ロシア(ソ連)勢力拡大を阻止する役目は,
アメリカが担う事となる。


WEBワーク(授業資料:529KB)

(●「世界地図(1543年頃のロシア)」提示)     *●はクリックのタイミング

【説明】今から,五百年程前。種子島に鉄砲が伝わった頃のロシアです。

【発問】今のロシア共和国と比べると,どこが違いますか。

  「小さいです。」
  「西の方に寄っています。」

(●写真「凍った港」提示)

【説明】当時,ロシアの港は全て北側に面していました。
    冬,港は全て凍りました。

【発問】港が凍ると,何か困る事はありますか。(列指名) 

  「港から船が出せません。」
  「外に出ていた船が戻ってこれません。」

【説明】遠くの海で戦うロシアの軍艦を助けに行く事も出来ませんね。 

(●「世界地図(1543年頃のロシア)」提示)

【発問】ロシアは,この問題をどのようにして解決したのでしょうか。

  「国の土地を広げたと思います。」

  (●「世界地図(1639年頃のロシア)」提示)

【説明】領土を広げて,凍らない港を得ようとしたのですね。
    江戸時代,日本が鎖国を始めた頃のロシアです。
    アメリカは,まだありませんでした。

(●「世界地図(1688年頃のロシア)」提示)

【説明】江戸,元禄の頃。 

(●「世界地図(1853年頃のロシア)」提示)

【説明】日本にペリーがやって来た頃です。
    ●ロシアはトルコと戦争をし,クリミア半島を手に入れます。
    これに対し,イギリス,フランスはロシアに宣戦布告しました。    

(●「世界地図(1894年頃のロシア)」提示)

【説明】これ以上西に進めないと思ったロシアは,東へと進路を変えます。

【発問】このままロシアが進んで行くとどうなりますか。

  「日本がロシアの領土になってしまいそうです。」

(●テキスト「1904年」提示)

【説明】明治37年(1904年),日本はロシアと戦います。    

【発問】この戦争を何と言いますか。

  「日露戦争です。」

(●テキスト「日露戦争」提示)

【説明】日露戦争後。

(●「世界地図(満洲)」提示)

【説明】日本はここ満洲を開拓する権利を得ます。 

(●「世界地図(朝鮮半島)」提示)

【説明】その後,朝鮮を併合しました。

【発問】日本が満洲や朝鮮に勢力を広げたのは,何のためだと考えられますか。

  「ロシアが攻めてくるのを防ぐためだと思います。」

(●世界地図(アメリカ合衆国)」提示)

【説明】その通りです。しかし,日本のこの動きに,アメリカ等が反発します。
    これが大東亜戦争に繋がります。

【指示】大東亜戦争で日本が戦った国を一つ言ってごらんなさい。(列指名)

  「アメリカです。」
  「イギリスです。」
  「フランスです。」

(●画像「主な連合国の国旗」提示)

【説明】日本が戦った主な国々です。
    ●一番は,アメリカでした。日本はこの戦争に負けます。

(●画像「世界地図(ソ連)」提示)

【説明】戦後,ロシア(ソ連)は更に力を伸ばしました。
    ●朝鮮半島に軍隊を進め北朝鮮が誕生します。

(●画像「世界地図(中国)」提示)

【説明】四年後。ロシア(ソ連)の力で中国が誕生します。

(●画像「アジア地図」提示)

【説明】その翌年朝鮮戦争が起きます。
    ●実際にはロシア(ソ連)とアメリカの戦争だったと言われています。●三年間続きました。 

(●写真「ベトナム戦争の一場面」提示)

【説明】1960年,同じような戦争が起きます。ベトナム戦争です。
    200万人もの人々が亡くなりました。

(●「世界地図」提示)

【発問】ベトナムは,どの辺でしょう。(指名してスクリーンで示させる。)

(●「世界地図(ベトナム)」提示)

【説明】ベトナムもロシア(ソ連)の影響を受けた国として生まれ変わりました。

(●「世界地図(東西冷戦)」提示)

【説明】日本が戦争に負けた後,アメリカとソ連の冷戦が始まるのです。

(●「キーワード」提示)

【指示】「日本」「ロシア」「アメリカ」の三つの言葉を遣って,今日のお勉強の感想を書いておきなさい。


【参考資料】
■三田村武夫『大東亜戦争とスターリンの謀略』(自由選書)
■『欧米植民地支配の世界史的展開と大東亜戦争』(日本を守る国民会議)
■東條由布子『大東亜戦争の真実』(WAC)
■勝岡寛次『抹殺された大東亜戦争』(明成社)
■黄文雄『日中戦争真実の歴史』(徳間書店)

このページの最初にもどる。

インターネットランド(TOSS商標)