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太平洋戦争は自衛戦争か


太平洋戦争は日本にとって自衛戦争だったと言えるか考えさせる

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TOSS SANJO/小林 義典

泥沼化する支那事変。
中国大陸の支配をもくろむ米国は支那事変に介入する。
その上,米国は石油や鉄等の資源の対日輸出を禁止した。

石油が無ければ日本の産業は壊滅し国民生活も立ち行かなくなる。
「石油禁輸は宣戦布告を意味する」とムッソリーニは述べた。

日本は活路を見出すべく米国と交渉するが捗らず。
その間,欧米の軍備は着々と中国大陸及び日本周辺に整備される。
昭和16年11月,日本は米国の最後通牒,通称ハル・ノートを受け取った。
その内容は日本に,日露戦争以前の状態に戻る事を指示したものである。
日本の首脳陣はこの通告を読み目の前が真っ暗になったという。

当時の日本が置かれた国際情勢を子供達に知らせ,
大東亜戦争が自衛戦争だったかどうかを考えさせる。


 平成18年12月17日 新潟市朱鷺メッセで開催された
『谷和樹特別講座』において行った模擬授業です

webワーク(授業資料:0.86MB)


●はクリックのタイミング(画面の下半分をクリックすると進みます。上半分クリックで一つ前へ戻ります)

(●文字「自衛」提示)

【指示】「自衛」 読みます。さんはい

【説明】「自衛」とは「自分を守る」という意味です

(●文字「自衛戦争」提示)

【発問】「自衛戦争」....どういう意味ですか

【説明】その通り。自分の国を守る戦争という意味もあります

(●写真「真珠湾攻撃」提示)

【説明】昭和16年から始まった太平洋戦争

【発問】太平洋戦争は,日本にとって自衛戦争だったと思いますか

【指示】自衛戦争だったと思う人? 自衛戦争ではないと思う人?

【説明】今日はこの事について考えます

【発問】太平洋戦争で日本が戦った国は何処ですか。一つあげるとすれば

(●「世界地図」提示)

【説明】アメリカです。アメリカはヨーロッパから移り住んだ人々によって出来た比較的新しい国です
     独立した頃,世界はほとんどヨーロッパの国々の領土でした
     アメリカはヨーロッパに遅れて領土を広げ始め,中国に迫りました

【説明】その頃,日本は中国と争っていましたので,アメリカは中国の味方をします。
    そして,日本へのある物の輸出を停止しました

【発問】何の輸出を停止したのでしょうか

【指示】教科書に書いてあります。そこに指を置いてごらんなさい。読みます

 「アメリカが日本に対する石油の輸出を停止する」

【指示】赤鉛筆で線を引いておきなさい

(●グラフ「激減する日本の石油輸入量」提示)

【説明】日本は石油のほとんどをアメリカから輸入していました
     それが無くなります

【発問】石油が無いと日本はどうなりますか

(●データ「堺屋太一の試算」提示)

【説明】石油の輸入が70%減ったらどうなるかをある人が計算しました

【指示】200日後にはどうなると書いてありますか(一人指名)

 「200日後 死者 300万人」

【発問】石油の輸出を停止されて,日本はどうしたでしょうか

【説明】話し合いを繰り返しました

(●文字「日米交渉日本側最終提案(乙案)抜粋」提示)

【説明】日本が出した最終案です
     石油を売ってくれれば日本軍は中国から引き揚げるという内容です

【発問】アメリカはこの案を受け容れたでしょうか

【指示】受け容れたと思う人?受け容れなかったと思う人?

【説明】受け容れませんでした。

(●写真「援蒋ルート」「フライングタイガース」提示)

【説明】その上,アメリカは中国に兵器やお金を送り続けました
     空軍部隊も合流しました。さらに,アメリカを始めとする連合軍も日
     本の周りに軍隊を進め,飛行場が51箇所作られました 

【発問】日本はどうしたでしょうか(列指名)

(●写真「真珠湾攻撃」提示)

【説明】昭和16年12月,日本はアメリカを始めとする連合国との戦争を始めます

【発問】太平洋戦争は,日本にとって自衛戦争だったと思いますか

【指示】そう思う人? そう思わない人?

(●写真「マッカーサー」提示)

【説明】ダグラス・マッカーサーです。戦後,日本を占領した連合軍の
    一番のリーダーだった人です

【説明】マッカーサーはアメリカに帰国後,公の場で次のように述べています
    「従って日本が戦争に飛び込んだ原因は,大部分が自衛のためだったのです」

【指示】今日のお勉強の感想を書いておきなさい

■子供の感想(平成18年12月14日実施)


【参考資料】
■伴一孝『エネルギーでみる大東亜戦争』http://www2s.biglobe.ne.jp/~k-tani/index.html
■名越二荒之助『世界から見た大東亜戦争』〈展転社〉
■ASEANセンター『アジアに生きる大東亜戦争』〈展転社〉
■日本を守る国民会議『欧米植民地支配の世界史的展開と大東亜戦争』
■終戦五十周年国民委員会『世界がさばく東京裁判』〈ジュピター出版〉
■歴史・検討委員会『大東亜戦争の総括』〈展転社〉
■渡部昇一『東条英機歴史の証言―東京裁判宣誓供述書を読みとく』(祥伝社)

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