第十一回岡田幹彦氏講演会 23.07.09

岡 田 幹 彦 氏  歴史講演会 主催:日本近代史に学ぶ会



回天の志 黒木博司・仁科関夫 少佐


平成23年7月9日(土) 第十一回講演会(会場:三条中央公民館)報告

よしのり Home
小林 義典

 

國の為め何か惜しまん若櫻
散つて甲斐ある命なりせば
 

 
大東亜戦争において,飛行機による特攻とともに,
特殊潜航艇による海中からの特攻が行われた。
それが,回天と名付けられた人間魚雷による特攻である。

これを発案し,開発と猛訓練に努めたのが黒木博司海軍少佐。
黒木は,海軍軍令部に人間魚雷採用を全文血書をもって嘆願した。
しかし,訓練中に殉職(享年22)。
黒木の遺志を継ぎ,「回天」の開発,改良に努めた後、
菊水隊として出撃して散華したのが仁科関夫少佐(享年21)である。

国家に命を捧げた回天勇士は,訓練中の殉職者を含めて106名。
鉄の棺桶といわれた生還のあり得ぬ人間魚雷を駆って,
敵艦目がけて突撃した多くの回天勇士たち。
その祖国を思ってやまぬ至純至高の心とは
いかなるものであったのか。


 
次回講演は平成23年11月5日(土)の予定

 演題は,「幕末の風雲児 高杉晋作」(予定)です

 会場は「三条中央公民館」(予定)

岡田幹彦氏の講演
会場を埋め尽くす参加者の皆様
当会後見人 捧 厚雄 様の挨拶

      

 
 ご参加された方々の感想を記します


 

       参加者の感想

M.Tさん(三条市)

日本の歴史の真実が分からな過ぎます(私自身)。
おかげさまで少し又大きく分からせていただきました。
これからも是非よろしくお願いいたします。
仲間も連れて来ます!!      H.M氏(新潟市)

自分より若くして戦死されていった先輩方によって今の日本があり,
自分がいるという事を強く感じました。
誇りと感謝と責任を感じました。   W.T氏(三条市)

衝撃的でした。
自分が受けてきた教育では,戦争は悪い,してはいけない。
確かに一つの事実ではあると思うのですが,
戦争,開戦しなければならなかった状況,そして
欧米に勝てないと分かりつつ,
その先の母国を想い戦った人達がいたという事は,知りませんでした。
そして,特攻隊の背景も。
衝撃的でした。ありがとうございました。   Y.T氏(加茂市)

世界から見た日本の歴史と学校で習った歴史には
違いがある事に驚きました。
自分より年が若い人達がその時代に必死で生きたというお話の仕方が
とても分かり易く,また先生ご自身が熱く語る姿に感動しました。
ありがとうございました。        N.M氏(加茂市)

回天については,長男が自衛隊に勤務していたことから
名前だけは知っていました。
教の繁栄がこうした人たちの犠牲の上に成り立っていることを
再確認しました。ありがとうございました。    Y.M氏(新潟市)

初めて回天についての話を聞くことが出来ました。
無駄死にと言われる声を今でも数多く聞きますが,
「否! そうではない!」と声を上げてゆかねばならないと思わされます。
小さな活動が,やがて国を変革することになるのか?との
自問自答を私自身も思いつつありましたが,
継続してゆかねばならない!との勇気を頂きました。
ありがとうございました。              K.K氏(三条市)

次回も参加したいと思います。      S.K氏(長岡市)

日本人としての誇りを再確認することが出来ました。   T.T氏(新潟市)

今回で二回目になりますが,毎回日本の素晴らしさを
知ることが出来ております。感謝致します。     T.S氏(新潟市)

講演に参加させていただくたびに,日本のことについて
深く考えさせられます。ありがとうございました。    T.R氏(長岡市)

先生,本日は誠にありがとうございました。
真の歴史を学ぶのに,自分で動かなければならない
悲しさを感じました。             T.R氏(長岡市)

日本に生まれ,日本に育ちながら,
どこか日本に対し,“ボウカン者”的な意識。
これはひとえに西洋化美徳主義,アメリカナイズ美徳主義が
もたらした影響が大きいと思われる。
現在の政治の空転,国益をかえりみない民主主義論議は,
今回のような歴史教育を現在の歴史教育に組み込めば,
多少なりとも是正されるのではないでしょうか。
第二次ベビーブーム世代より           N.M氏

ありがとうございました。
祖父がよく戦争について話してくれたこと,
言っていたこと,当時の思いを理解できました。
これからもよろしくお願い致します。       H.J氏(三条市)

「自己犠牲の美徳」「率先垂範の精神」は,
生きていく上で働く上で大切なことを再認識させて頂きました。
今まで歴史から学ぶ機会が無かったので,大変勉強になりました。
中林社長から貴重な機会を賜り,ありがとうございました。
中座申訳ありません。               Y.T氏(新潟市)

回天特攻の方々の実心実行によりて今の私があること,
又その時の情況も理解できた。
さて,この歴史的事実と心の有様に触れて今があるという他に,
今に通じる今に生かせる教訓は何だろうかと考えを巡らせているが,
まだ見出せないでいます。
それはきっと生身の体を以て敵に体当たりして死すという痛々しさ,
生々しさが心に突き刺さっているからです。
しかし,この心に浸っていることは,決して
これからの新しい未来を築いていくには,よいことではないだろう。
歴史に意味を見いだし,感謝することと同時に,
その中に誤りがなかったかも見つめ認め反省することも必要なのかもしれない。
今はこの高徳な精神で自らの命を捧げた特攻隊の方々に感謝したい。
…後の感想を述べられた方が,“勇敢さ”という言葉を言われた。
このことが今に通ずることかと考えさせられた。
死を決意することは想像できませんね。      N.T氏(加茂市)

このような若い年齢でこれだけ潔く気高い精神を持ち得ていたことへの驚き,
この遺伝子(DNA)が我々日本人の中に生き続けているものか。
戦後の飽食の時代を経て,そのDNAが死滅してしまったものか。
今回の震災の様な国難の時に蘇ってくるものか。
明日の日本は?
そして,我は如何に?      H.T氏(新潟市)

ありがとうございました。
大東亜戦争に敗戦。終戦後の日本の苦しみ悲惨さという思い。
今日のお話をお聞きして,日本の歴史に
このような祖国を守る若者達の命をかけた大和魂が
あったことを感じました。今の子供達に伝えたい…。
そして,父母の強い心。人の為,国の為と,
命を捧げる子供達を育てた素晴らしい母親があったことを
改めて痛感しました。           M.S氏(上越市)

一 若くして国を愛する生き方を今に残したことに,改めて心から感謝したい。
二 皇国に忠誠を尽くして,国家のために生き抜いた精魂に自ら学ぶと同時に
  後世にどう語り継ぐべきかを考えざるを得ない。
三 日本人の美徳,そしてその精神性を誇りに思い,嬉しく,感動した。
四 先生の心身の研鑽の深さが伝わり,泪して当時の二氏の生き様に触れて
  本当に素晴らしいお話であった。 合掌      I.T氏(新潟市)

最近,「公」という言葉を考える機会があります。
どうすれば子供達に,もっと「公」という価値観を植え付けられるか。
何かの活動という形で感じさせる事が大切と思いました。
本日はありがとうございました。     A.H氏(三条市)

グループホームに勤めておりますが,黒木・仁科両少佐とほぼ同じ年代に
生きられた方々をお世話させて頂いており,ますます敬意をもって
接していきたいと思います。
また,両少佐に習い,後輩に対して慈しみをもって接していきます。
日本人に生まれたことにますます誇りをもちました。   U.T氏(五泉市)

母校の叔父が回天の整備兵で,生き残ったという話を聞いていましたので,
縁を感じてはいましたが,回天が黒木少佐という一人の方が
すべて考えられたということや,その精神については知りませんでした。
現代において,「自分の命を何に使うか」を定めて日常を生きる
大変大きな参考にさせていただきたいと思いました。    S.A氏(新潟市)

戦争というのは,多くの人々の命を奪い,自国の利益を得るというものだと
思っていましたが,自国を守るという大きな精神を抱えていることを
知ることが出来ました。
あまり歴史は得意ではなかったのですが,興味深く聞くことができました。
ありがとうございました。     N.C氏(加茂市)

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