/小学校/道徳/４年生以上/日本人/

TOSSランドへ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホームへ

ガリレオ・ガリレイ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小林 義典　【TOSS SANJO】

探求心の強いガリレイは，アリストテレスの説に反対して自分の考えを主張する。
だが，ガリレイの学説は真実であるにもかかわらず周囲には受け容れられなかった。
嫌がらや迫害さえ受けた。
しかし，そのような仕打ちに負けず学問を続け，どんどんと新しい発見をしていくのである。
ガリレイの学問は「実験によって数学上の理論を証明する」という，近代自然科学の基礎を築いた。
1980年，現在の法王ヨハネス＝パウロス２世によりガリレイの宗教裁判が見直され，
法王庁はこの裁判の誤りを認めた。
法王によりガリレイの破門がとかれたのはなんと，その死から350年もたった1992年のことである。
歴史上の偉人であるガリレイは，子供にとって決して身近な存在とはいえない。
ガリレイの行動と自分の言動を比較するのは難しいだろう。
しかし，自説を曲げず学問を続けたガリレイの生き方は，これからの人生を歩む子供たちの指針となる。
子供たちがガリレイに学び，力強く生きる態度を養ってほしいと願い，授業プランを作った。

Webワーク

★左の図を提示する。 　『ガリレオ・ガリレイの実験』 　　　　 【発問】５�sの鉄の玉と０．５�sの鉄の玉を高い所から同時に落としたとします。さて，この鉄の玉は地面に同時に落ちるでしょうか。それとも，重い方が先に落ちるでしょうか。

・重い方が先に落ちると思います。
・同時に落ちます。前，道徳の本を読んだら同じ事が書いてありました。

★ガリレイの肖像画を提示する。 『ガリレオ・ガリレイの考え』 http://okumedia.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/~masako/exp/hare/garirei.htm

・ガリレイはみんなから尊敬されたと思います。
・疑われたと思います。
・疑われて牢屋に入れられたと思います。

書きかえ資料『ガリレオ・ガリレイ』

　★道徳副読本「心つないで」（教育出版）に掲載されている『ガリレオ・ガリレイ』の文章を平易に書きかえたもの

★ピサの斜塔の画像を提示する。 『ガリレオ・ガリレイ』 http://ibuki.ha.shotoku.ac.jp/school/science/galileo.html

・自分の考えをはっきり言えて，すごいと思いました。
・すごく勇気があると思いました。諦めないところもすごいです。
・周りの人のことを気にしないで自分の考えが言えるなんてすごいと思いました。

・授業で話し合いの時に，「こんなこと発表してもしょうがないかな。」と思ったことがあります。
・反対されるのが恐くて発表できなかったことがあります。
・恥ずかしくて発表できなかったことがあります。
・ごちゃごちゃして発表したいことがまとまらなくて発表できなかったことがあります。

○発表できた時
　・楽になりました。
　・「あぁ，よかった。」とほっとしました。
　・すっきりします。
　・「やっと言えた」と思います。
　・賛成されて嬉しかったです。
　・発表するのがおもしろくなってきました。
△発表できなかった時
　・悔しいと思いました。
　・後悔しました。
　・「なんで発表できないんだろう。」と自分が分からなくなりました。
　・嫌な感じです。
　・やっぱりすっきりしません。

　　子供たちの感想　

【参考資料】
■道徳副読本「心つないで」（教育出版）
■『ガリレオ・ガリレイの実験』　
■ 『ガリレオ・ガリレイの考え』　http://okumedia.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/~masako/exp/hare/garirei.htm
■ 『ガリレオ・ガリレイ』　http://ibuki.ha.shotoku.ac.jp/school/science/galileo.html