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 新しい友達ができない娘



中学2年生の娘は、学校のクラス替えで

仲の良かった友達と別々のクラスになってしまい、

いまだに新しい友達ができないと悩んでいます。



母親として娘に良いアドバイスを送りたいのですが、

どんな励ましの言葉が必要でしょうか。




お母様がもう既に実行されているように、

お子さんの悩みに耳を傾けるのが一番です。




心の底から共感して聴くことに徹します。

アドバイスは不要です。




理由は次の五点。



①お母様のアドバイスどおりに行動出来ないと新たな悩みが生じる 

②お母様のアドバイスどおりに行動して逆効果の場合、恨まれる 

③「アドバイスをして話を聴く時間を切り上げようとしている」と誤解される 

④そもそもお子さんはお母様のアドバイスを欲していない (話を聴いてもらいたいだけ)

⑤どうすれば解決出来るかお子さんは自分なりに既に答えを出している…




お子さんの話を聴く時はお子さんの心にひたすら寄り添い、

お母様自身の言葉を惜しみ出来るだけ考えを述べず、

悩むお子さんの心を感じ取ることに集中して下さい。




お子さんが

「気が合いそうな子に思い切って声をかけたんだけど、すぐどこかへ行っちゃった」

と辛い思いを口にしたら、

「そうか…、思い切って声をかけたのに、どこかへ行っちゃったんだ…」

とお子さんの言葉を真心込めて反芻します。




「また、声をかけてみれば」とか

「急ぎの用があったんじゃない?」などの

思い付きの感想を慎んで下さい。




人間関係の悩みを抱く人は、悩みの解決法を知りたいというよりも、

悩みを抱く自分の辛さを誰かに分かってほしいのだといいます。



中学二年生で自分の悩みを明らかに出来るのは聡明な証拠です。

解決法はお子さんが十分知っているはずですから、

とことん時間をかけて話を聴くのがお母様の務めだと思います。




人間関係の悩みは多かれ少なかれ生涯続きますが、

高い峰を今乗り越えるチャンスだと考えれば、

多少の時間の工面はお子さんの未来への投資と言えます。




腰を据えてお子さんの言葉に耳を傾けて下さい。