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 不登校気味の中学生の娘



1年前に離婚して、中学1年生の娘を育てています。




最近、学校へ行かない日が多くなりました。

理由を聞くと、学校が面白くないからと言うだけです。

娘とじっくり話し合わなければと思っているのですが、

朝の忙しい時間に娘にかまっている余裕はなく、

ついつい娘の気持ちに任せてしまいます。




今は娘のことより仕事優先の中で、

娘を説得するにはどうしたらいいのでしょうか。


不登校の原因は様々考えられます。




@授業についていけない

A学校で嫌なことがある

B家は自由でいられる

Cオンラインゲームがやめられない

D自律神経の不調 E母親と離れるのが不安…




不登校であっても、多くの子供達は「学校に行かなければ」という気持ちをもっています。

行かなければと思っても学校へ一歩が踏み出せない、

体や心が言うことを聞かない状態です。




行かなければならないことは本人が分かっていますから、

説得を試みても堂々巡りになりがちです。





不登校には様々な原因があるのですが、

突き詰めていくと母子分離不安であるケースが多いです。




「自分が学校に行っている間にお母さんが居なくなってしまうのではないか」

「自分が居ない間にお母さんの身に何か起こるのではないか」

といった漠然とした不安感が根底にあるケースです。




スクールカウンセラーと話をしたり

様々な団体が実施しているイベントに参加したりして見聞を広めると、

考え方の幅が広がって不安感が和らぎ一歩を踏み出す勇気が湧く場合があります。



ただ、一朝一夕には効果が出ず、何度も試みる必要があります。




今すぐ毎日取り組めるのは、家族団欒の実現です。

母子二人で心温まる時間を設けます。




学校に行かなければと葛藤するお子さんを思いやり、

笑顔で明るく接します。

お子さんの言動を否定せず、にこやかに過ごします。




だらだらしていたら

「ああこの子は心の疲れをととろうとしているのだな」、

登校をしぶったら

「今心の中で戦っているのだな」と解釈して、

お子さんの姿をそのまま受け容れます。




「必ずよくなる」と信じて、家事をてきぱき手伝ったり

自分の夢に向かって頑張ったりするお子さんの姿を

心の中でありありとイメージします。




小中学生の子供の姿は、お母さんの心の姿だといいます。

お母さんの信念が現実となって顕れます。




思春期のお子さんは傷つきやすい。

でも、お母さんが家庭の太陽で明るく朗らかに輝けば、

お子さんは温かい光に抱かれて自分で壁を乗り越える勇気を得ます。




帰れる港があればこそ船は荒海に耐えて航海を続けます。

傷ついたお子さんが安心して帰られる港になりましょう。

いつお子さんが飛び込んできても受け容れられる態勢を整えておいて下さい。