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 娘が勉強を全くしません


小学5年生の娘は、あまり勉強が得意ではありません。

音楽や図工は得意だし好きなようですが、

勉強がまったくダメなのです。



先日の学力テストでは、どの教科も平均より低く、

算数にいたっては全国平均が55点なのに、娘は33点でした。




教科書は「重いから」と学校に置きっぱなしだと言うし、

学校から帰宅するとすぐ友達と遊びに行ったり、

遊ばない日はゲームばっかり。





見かねて「勉強しなさい!」と叱るのですが言うことをききません。

このまま勉強ができない子になってしまうのか心配です。


娘が勉強を全くしません

多くの小学生は、ほぼ似たり寄ったりではないでしょうか。

必ず成し遂げたいという強い目標がないと、

小学生はなかなか勉強しません。

テレビやネット、ゲームに流されがちです…。





まず、ゲームについての約束事を家族会議で決めましょう。





@その日の宿題を終えたと親が判断した後のみゲーム可
Aゲームは宿題終了後20時から21時の間のみ
B算数の単元テストが平均点以下ならゲームを一か月取り上げ

…などです。



家族全員が膝を突き合わせた厳かな雰囲気で話し合うことをお勧めします。




次に、目標を設定させます。

例えば進学先です。

週末にお子さんとドライブして近辺の高等学校を巡り「どの学校でお勉強したい?」と問い、

気に入った高等学校の校門前にお子さんを立たせ撮影します。

これをプリントし「○○(お子さんの名前)さん、□□高校合格おめでとう!」と書き記して

家族皆が団欒する部屋の壁に貼ります。




校舎の雰囲気や制服のデザインなど、

お子さんが魅力を感じる学校を事前に選んでおくとよいです。





思春期の「憧れ」は強烈なやる気につながります。

時間を惜しみ、だらだら過ごせなくなります。




そして、難しいことですが二度と「勉強しなさい」と言わないことです。

「勉強しなさい」の言葉は「あなたは怠け者」と同義です。

わずかに残っていたやる気さえ消え失せます。

家で教科書やノートを開くほんの一瞬をとらえて

心の底から喜び誉めることに徹しましょう。




人は誉められた行動が一層強化され、誉められた方向に生長します。

「三界は唯心の所現」…目の前の現象は全て自分自身の心の現れといいます。




「この子は勉強が出来る」と心に強く思って下さい。

思いが強くなるほどに、お子さんは変わり始めます。




音楽や図工が得意なお子さんには、まずその特別な才能を心の底から喜び、

日々言葉にして伝えましょう。




十三歳位までは親の心境はお子さんにほぼダイレクトに伝わるといいます。

「この子は素晴らしい」

「世の中に貢献する人になる」

と心の底からお子さんを信頼出来た時、

お子さん本来の素晴らしい姿が顕れます。