小学4年生の娘ですが,家庭での学習をどのように定着させたら良いか考えています。
娘は火・金曜日に習い事をしているので,その日は宿題だけでいいと思っていますが,
他の日には家庭学習を身につけさせたいのです。
いつも学校から帰ると友達と遊び,その後は夕食,お風呂,宿題で,
9時には就寝が定着しています。
宿題のほかに学習時間を設ける生活リズムをつくるにはどうしたらいいでしょうか。
方法は何通りかあります。
A 宿題を処理する時間を短縮し,家庭学習の時間を捻出する
B 早起きして朝学習をする
C 隙間時間を活用する
「宿題の処理時間短縮」が最も現実的と思います。
九時就寝はそのままで,家庭学習時間確保のために宿題処理の時間に制限を設けます。
全国学力テストは多くの問題を次から次へと制限時間内に処理しなければなりません。
普段から時間を意識させることは,学力テスト対策にもなります。
「早起き朝学習」はハードルが高いです。
しかし,黄金の生活習慣を身に付けられます。
午後八時に就寝出来れば,翌朝六時起床が苦になりません。
すぐ学習出来るよう机上にノートや資料を整えておくことをお勧めします。
朝は効率が数段違います。
「隙間時間活用」は習慣化するのに時間がかかりますが,
時間を有効に活用する技能が身に付きます。
家庭内でのちょっとした待ち時間(食事準備・入浴順待ちなど)に,
サッと机に向かって細切れに学習させます。
そのためには,宿題が終えたら即家庭学習ノートの
枠組み(どこに何を書くかなど大体のレイアウト)を作っておくことが必要です。
隙間時間にサッとノートを開き,書き込めるようスタンバイしておくのです。
…月曜日は和歌,水曜日は調べ学習,木曜日は算数授業で間違った問題,
土曜日は理科の疑問解決,日曜日は日記などと,
大まかにメニューを決めておくと一層取り組みやすくなります。
下校時などに「何を書こうかな?」と考えながら歩くと,考えがまとまるものです。
お子さんは毎日宿題を欠かさず,友達とも遊び,
九時には就寝しているのですから,かなり模範的な生活習慣が身に付いています。
この上家庭学習を課するとしたら,何か具体的な目標がなければ続きません。
膝を突き合わせて話し合い,お子さんが夢を描き本気で実現させたいという
明確な目標を定めてから家庭学習を始めるのがベストかと思います。
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